リストラわいふ@ニュージーランド

恥をかきすて、見栄をすて、人生を楽しむことだけにフォーカスしている 【リストラwifeのリストラlife】をNew Zealandから熱くふんわりお届けします

Q:「不登校や発達障害のある子どもでもニュージーランド留学はできますか?」

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ニュージーランドの高校の運動会「みんな一緒に楽しくスポーツデー♬」


ー 「発達障害のある子どもでも留学はできますか?」

というご質問。


ー 「2年間、不登校の子でも留学は可能ですか?」

というご質問。


ー 「あられさんとこでは、そんな子どもたちでもうけいれてるんですよね?」

といったお問い合わせ、
昔も今も、たくさんいただきます。

不登校留学に加えて、この頃は特に、小学校就学前に発達障害の診断を受けたばかりの4歳、5歳のお子さんをお持ちのお母さんからの親子留学のご希望、お問い合わせも増えています。

一方、学童期をぴょんと飛んで、20代、30代、40代で、「自称ー他称:ひきこもり」の方のご本人、ご家族からのご相談も、とっても増えています。

 

で、私がいつもお答えしている回答は、


⇒ A:「イエスでも、ノーでもありません」です。

 

なぜなら、留学は、お金さえ払えばできちゃうんですよね。
正確には、こちらニュージーランドには来れちゃいます。

飛行機に乗ってぶ~ん♪って(笑)

 

た・だ……。

 ちゃんと、

「NZに来てよかった!」「私(ぼくは)やったぞ!」
 って、みなさんお帰りになられるかどうかとなると、これ、話は別。

誰が、
誰のために、

どんな目的で、
どのような留学をしたいのか……。
(お子さんそっちのけで、親御さんが留学したい(させたい)という方、要注意です)

予算はおいくら?

( ↑ これを言い出せない方が多いのですが、大事なポイントです)

上記をきちんと言及でき、辛苦も覚悟!
家族で支援します!(今もしています!)と言えるご家族、そして、ご本人の行動する覚悟とワクワク感があってこそ「留学できます!」と私は表現したいんですね。

 ですので、そこんとこご家族さんも、ご本人さんも、よーく練ってねって練りまくってお問い合わせくださるとありがたいです。

 

とはいえ

目標を持つ?

何のために? 志を高く?

な~んて言われてもねぇ……。
頭でわかっていても、なかなかすぐに見つけられるものではありませんよね。

 「よ~く考えてから」って言われても、何をどう考えたらいいのか……わかんないですよね。

 なんとなくじゃ、ダメなのか~……って落ち込んですぐにしぼんでしまう方々も少なくありません。

 

そこで今日は、そんな方々にちょっと耳寄りなお話をおひとつ。

不登校留学を成功させる必要条件は、たった一つ!

 ぶっちゃけ!

「留学を成功させる」って具体的にはどういうこと?
……という論点に目を向けてみますと。 

ようするに「留学してよかった!」と思えることですよね。

 で、何がよかったの? 
  ↑
……ここが、これから留学に挑む方には気になるところなんですが、ざっくりあげてみますと、

 

ー「日本ではできないことをいっぱい体験した」

ー「英語で会話ができるようになった」

ー「たくさんの友達ができた」

 とまぁ、こんなところでしょうか?

ほとんどの生徒さんたちは、帰り際に書き残していく「体験感想文(エッセイ)」にこう書いていかれます。

 

つまりカッコよく言うと、留学エージェントさんがセールストークによく使われる、

「あなたの人生を変える留学!」とか?

「あたらしい自分に出会えます!」とか?

 そういった感動を抱くことができた場合、多くの人は「留学が成功した!」と表現されるようです。

 

だったらさぁ?

そういった感想を抱いて留学を終えることを目指すんだったらさぁ?


留学前に不登校だった、とか、発達障害がある、とか、そういうのをハードルにする必要はないんじゃね?……私は、そう感じてるんですよね。

現に、

世に言う優等生と言われていた秀才君が留学先でひきこもりになってしまった、というケースや、交換留学生として日の丸を背に海を渡ってきた希望の星が、現地ではっちゃけてドラッグにはまってしまった、というケースを目の当たりにしてきた私としましては、

留学前にどんな成績だったか? 内申書がどうだった?という情報が、留学生活に直接影響を及ぼす、とは到底思えないのです。

 

ですので、現在、不登校なんだなぁ、発達障害があるから……と、留学に足踏みしているみなさん、「留学はムリ」とあきらめる必要はありませんよ。

 

「留学の成否は、留学前の成績や学校出席率、障害の有無に左右されるものではない」

 

まずは、そういいう前提で、「未来への選択肢」を考えてください。

 

「ならば、留学成功の秘訣はなに? 教えてよ~」

となりますね?

 

はい。
私もずっとそれ……探っていました。(笑)

なので、留学を成功させた先輩たちの留学生活を思い起こして、かれらの帰国前エッセイを読み比べてみました。

そこで! 発見したんです。

彼らの留学生活の中に、共通項があるぞ!と。
正確には「彼らの心の視点」に、です。

それは……。

 ↓

みなさん、
「新しい環境にびびらず楽しんでいた!」

 ↑ コレです。 

 

みなさんも想像できますよね? 海外留学はびっくりの連続です。

日本であたりまえと思われることが異国ではびっくりされ、その逆もあり。
言葉は当然ちんぷんかんぷんで、食べものも恐ろしくまずい……。
(いや、失礼……おいしくない……(苦笑)ワンプレートが多いし((;^_^A)
(補:私を驚愕させたある生徒さんのランチに、キュウリしか挟まれていなかったサンドイッチってのがあります。泣)

 シャワーは使いすぎるとお水になっちゃうんで(注:お湯をシリンダーにためてあるのを使い切ったらお水になっちゃうんで)「10分以上は入らないでね」と言われるし、ウォシュレットなんてありません。当然トイレの便座は冷たいです。(泣)

書き上げたらきりがない(笑)とにかく日常生活でもびっくりが多いところに、学校生活はもっともっとびっくり満載です。
びっくりに重ねて、失敗も結構しでかします。

言葉がよくわからないばっかりにみんなについていけないし、とんちんかんなことしてヘマをします。

ホームステイ先では言葉全然わかんないし、何をどうしてたらいいのかわかんなくて恥ずかしすぎて心もカラダも縮こまっちゃって、部屋に閉じこもりたくもなります。

学校でも、人に話しかけられてもドキドキ、声をかけるにもドキドキ、お友だちがほしいのになかなか周囲になじめず、だからと言ってひとりでいるのも情けないやら怖いやらでいたたまれない。

留学当初は、そうした「難関」が、あちこちでぬりかべのごとく立ちはだかっていてしんどいです。

ホームステイ先との相性や学校、地域の雰囲気、留学生の出身国や人数によっても、いわゆる「あたりはずれ」っていうのも否めません。

 

えぇ。

結構、留学ビギニングは、わからんこと尽くしでドキドキずくしでしんどいですわ。

 

がしかし、ここで、事実をお知らせしましょう。

 

「成功者」は、それらびっくりのすべてをスルーっと見つめて、へぇ~って受容して楽しんでいました!

 

つまりどういうことかというと、

多くの留学ビギナーは、ことあるごとに、

「日本と全然違うじゃーん!」と叫びます。
その声色は、かなり衝撃的で批判的だったりします。
(実は、移民としてですが、わたしもその一人でした

 しかし、成功者たちは違います。

「へぇ~」……です。

へぇ~

そうなんだ……と言ってスルーです。

そのまんまを受け入れてお過ごしになる。

声色に悲壮感はありません。

 

さぁ。

日がな一日をそうして過ごしているうちに、この両者の「経験値」の違いは、3ヵ月もすれば歴然となります。

前者の生徒さんの一番悲しいパターンは、留学終盤まで「早く日本に帰りたーい」とホームシックを引きづりながら帰国日を待つ………もしくは、何もチャレンジせずに、静かに時を過ごして帰国を待ちます。新しい環境になじめず、楽しめず、背を向けて過ごしてしまったからです。

一方、後者の「留学成功者」たちは、オープンマインドで異国を学び、母国を学んで帰国します。

新しい環境を楽しむことで視野が広がり、自分が生まれ育った日本を見つめる力が芽生えたからです。

 

そんなこんなで。

つまり、わたくしが本日みなさまにお伝えしたいこと。

それは、

 

不登校の仲間たちよ?!

「発達障害あるんです」と自認してる仲間たちよ?!

ひきこもってるんで留学なんて無理無理、ってビビってる仲間たちよ!?

 

だからどうした? だから何なんだ? と自分に問いかけ、「課題はそこじゃない!」ということに気づいてほしいんですよ。

 

留学成功のカギは、

「あたらしい環境にビビらず、全部を楽しんじゃうぜ!」という覚悟です。

 

覚悟をしたら、あとは、アクションです!

 

そこんとこ、なんとかしてあなた方にお伝えしたいんだなぁ、わたし。

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ニュージーランドのマオリ族のあいさつ流儀「KiaOra(キオラ)」